「サッサとやる」って関西風のフレーズかもしれませんが()・・・
子供の頃、親からよく言われました。
「サッサとしなさい!」まさに、タイムマネジメント。

タイムマネジメントをして、何事も効率よく合理的にやることが大切ですね。
そして、世の中はいかに効率よく合理的に物事を進めるかで競い合っています。

でも
「そうでもないよなぁ~」って思います。

私は無駄なこといっぱいしてきました()
そのおかげで、誰もが味わえない体験ができました。

その極みは「放浪時代」。
って、そんなに格好いいものではなく()
2年の浪人生活をしたものの志望校には合格できず()、二次募集で何とか引っかかった大学に入学することになって、完全に自信を失ってました。

その頃は、志望校に合格するのが人生の全てでしたから()
「自信を取り戻したい」

告白すれば、そんな動機でスタートした日本一周チャレンジだったかもしれません()

長期間の旅だったので、学校の授業はそっちのけでフラフラしていました。
その当時のゼミの先生も、よく単位をくれたなぁと思います。
先生の自宅に名産品を送ったり、行く先々で絵葉書を送ったりして・・・()
何とか単位を頂くことができました。

半年も放浪生活をしていると、テントで野宿があたり前になって、このまま就職せずに旅を続けるのもいいなぁ~って。
「放浪の世界」と「普通の世界」には見えない壁があって、それを超えるのにものすごくエネルギーが必要だって。そんな気がしてました。

社会復帰するか、それとも、このまま行くか?「どっちもあり」だなって。
それよりも、社会復帰できるのか?なんて、真剣に不安になったものです。

計画通りに「サッサと目的地に行く」というスタイルもありですが、なんだかんだで寄り道をしたり、道をまちがえて目的地に行けなかったり、1週間雨が降り続いたり、台風でテントが飛ばされたり、たまにはお腹をこわしたり、転んで怪我したり・・・

バイクで日本一周したので、まさに自然と一体になって旅してました()
避けたいトラブルにもいっぱい遭遇しましたが、今となっては良い思い出です。

そんな時、必ず手を差し伸べてくれる人がいたんです。
「困ったときは助けてくれる」
そして、「他人の親切に甘えちゃうと相手も喜ぶ」
親切にしていただける時は、大喜びして親切を受け取る。
すると相手も気持ちが良い。

見ず知らずのどこの馬の骨かわからない人間を親切にしても何もトクしない。
むしろ関わりたくない。それが普通の感覚というものです。

逆に私は困った状況になったとしても、見ず知らずの人の親切を期待していないし、自分でなんとか切り抜けることができる。って、いつも思っています。

お互いがそんな状況なので、「困ったときに親切にされる」のはめったに無い事だし、期待すらしていません。
だから有り難いんです!

とはいうものの、現実はそうじゃないんですよ。
「困った時は必ず誰かが助けてくれる」
この変な信頼感というか、自信と言うか・・・
有り難い事が連続します。

感謝しかないですね。

「効率良くサッサとする」それでは得られないものがあるということ。
無駄の中に、実は効率的なものが含まれているということ。
むしろ、少々遠回りするほうが学ぶことがあったりすること。

人生に遅れを感じている時
効率的でないと落ち込んでいる時
思った結果がなかなか出ない時

そんな時は、このエピソードを思い出してくださいね。

To:効率ばかり考えている自分へ