分散の方法はたくさんありますが、4つの分散が大切だと考えています。4つの分散とは、「通貨・地域・投資の種類・時間」です。
集中は危険。分散は安全。
ちょっと極端かもしれませんが(笑)
分散したほうが、よりリスクを軽減できるのは間違いありません。
(1)通貨の分散
「卵は一つのカゴに盛るな」という投資の格言があります。
あなたも一度は聞いたことがあるかもしれません。
でも、この格言の本当の意味を理解し、実行している人はごく僅かです。あなたの資産、ひょっとして全部が日本円だったりしませんか?
「理想的には7つの通貨に分散するのが良いでしょう」
と、言うけど(笑)・・・そこまで分散しなくても良いんじゃないかと思います(笑)。
いきなり「7通貨に分散」と言われても、ピンときませんから!
もし通貨を分散して持つとしたら、まずは「米ドル」をオススメします。
日本円と米ドルはとても関連性の高い通貨です。
「一方が上がれば、一方は下がる」これをトレードオフの関係と呼びます。
日本円が下がった時に、米ドルを持っていれば米ドルの価値が上がります。
身近な例で考えると・・・
コカコーラが1ドルだとして、1ドル=100円なら100円で1本買えます。
でも、1ドル=150円になると、これまで100円で買えたコーラが150円出さないと買えなくなります。
普段ニュースを見ているだけで、米ドルレートが簡単にわかるのも良いですね。
(2)地域の分散
日本人だから日本の会社を応援したい!それはそれで賛成!
しかし、「それだけ」というパターンが常識とされ疑うことはありません。
それにはダウト!です(笑)
先進国の中で最も借金の多い国。
それが日本。
2015年にはギリシャでは大変なことになりました。
その時のギリシャの債務残高(対GDP比)が180%。
日本は230%を超えています。
それでも日本は大丈夫!
いや、日本はヤバイ!
という議論は専門家におまかせして(笑)、
私たちにできることは何か? を考えるのが得策です。
日本で何かがあっても大丈夫なように、海外にも資産を分散したほうが良さそうです。
日本は海に囲まれているので一般的ではありませんが、国境が地続きの欧州では、自国だけでなく他国に分散して資産を保有するのは常識です。
どこに資産を置くのが良いか?
預金者の権利を守ってくれて、自由度のが高い場所がオススメです。
(3)投資の種類の分散
ファンドには大きく4つの種類があります。
株、債権、不動産(リート)、商品です。
ファンドのほとんどは株と債権です。
株と債権は、一方が上がれば一方が下がるトレードオフの関係です。日本円と米ドルみたいですね。
また、世界の金融市場とは関連性の低い、オルタナティブ(代替)という投資もあります。例えば、不動産(リート)やランドバンキングなどはオルタナティブと呼ばれます。
金融とオルタナティブを組み合わせると、より良いパフォーマンスが期待できますよ!
(4)時間の分散
時間の分散とは、ドルコスト平均法のことです。「ドルコスト平均法」って聞いたことあるけどよくわからない。
このドルコスト平均法、ユダヤ人が編み出した方法だと言われています。
世界に散らばったユダヤ人は、使い勝手の良い米ドルに両替しようとします。それは一括で両替するのではなく、分割して両替する方法です。1ヶ月に1回、定額を両替するという方法です。
例えば、毎月1回1,000円を米ドルに両替するとします。
米ドルが100円の時は、1,000円で10ドル手に入ります。
米ドルが200円の時は、1,000円で5ドルしか手に入りません。
米ドルが安い時にはたくさん両替し、逆に高いときにはあまり両替したくない。
どうせ同じものを買うなら、定価で買うよりバーゲンで買う!
それを自動的に実現する方法です。
例えば、この「ドルコスト平均法」をフル活用して、ファンドをコツコツ買います。
そのメリットは・・・
株価やファンド価格の上下に一喜一憂せず本業に集中できます。
「いつもチャートが気になって仕事どころではない」というのは本末転倒ですよ。
つまり、「お金はあなたの感情の増幅器」ですが、「恐怖」という感情に振り回される心配がありません。
ただ、ひたすら、ひたすら・・・
毎月1回ファンドを買い足せば良いんですから(笑)
逆にデメリットは・・・
本当につまんないです(笑)
ただ、ひたすら、ひたすら・・・毎月1回買い足すって、できます?
僕には無理です(笑)。
そんな時は努力なんかせずに、自動的にやる「仕組み」を自分にインストールすれば良いんですよ!
ドルコスト平均法が好きすぎて、動画をつくってみました(笑)。
2分くらいですので、ぜひご覧くださいね!
まとめると、分散で大切な4つの考え方は、
「通貨・地域・投資の種類・時間」の分散ですよ〜!